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創造説を支持するエントロピー増大の法則

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 エントロピー増大の法則という物理法則があります。この法則は、神による創造説を支持しています。エントロピーの法則とは、「自然は、常に、エントロピーが小さい状態から大きいという方向に進む。言いえれば、自然は『秩序から無秩序へ』という方向に進む」ということです。一言で言えば、「形あるものは崩れる」ということです。



 たとえば、コーヒーにミルクを一滴たらして、ほおっておくと、ミルクはどんどん広がっていき、最後には、コーヒーと完全に混ざってしまいます。これは、最初一カ所に集まっていたミルクの分子が、時間と共に、散らばっていくと言う現象です。


 この一カ所に集まった状態がバラバラに散らばった状態になることを、物理学の用語では、エントロピーが増大したと言います。
 また、逆に散らばってしまったミルクの分子が、何かの拍子にひとりでに一カ所に集まるということは起こりません。つまりこれは、エントロピーが減少するという現象は不自然だということです。 


 ですから、コーヒーカップの中のミルクのエントロピーは、常に小さい状態から大きい状態へという増大の方向に進んでいます。




Cafeteria at Université Libre de Bruxelles, Brussels, Belgium by jgbarah (milkcoffee)
コーヒーにミルクを入れればエントロピーの法則により・・・



    Coffee & Milk by jauhari (coffeemilk)
    ミルクは一様に広がって無秩序になります



 これを日常生活に当てはめて言うと、「
整理整頓された部屋は、そのまま自然に任せておくと、だんだん乱雑になります。勝手に整理されるということはない。」ということです。



 
この話は、宇宙全体でも同様に当てはめることができて、宇宙にあるすべての物質は、時間と共に、だんだんと無秩序な状態になっていき、それがひとりでにもとの秩序に戻るといういうことはありません。宇宙は、時間と共に、エントロピーが増大するというのが物理学の常識となっています。
 


 そして、秩序は、誰か物事を組織する理知的存在があって初めて生じます。ですから、このエントロピーの法則は、裏返せば、「情報と秩序と組織は必ず理知ある存在から来る」ということを示しています。


 例えば、人間世界に目を向けるならば、エントロピーが小さくなるという状態が見られます。人間は古代文明を作りました。そして、都市を建設して拡大してきました。そして、世代が移り変わると知識が増えていくので、情報は蓄積されています。歴史を通して科学が発展してきたので、現代人は、古代人よりも、より多くの情報、実際膨大な情報を手にするようになりました。





Booksby Moyan_Brenn (back soon, sorry for not commenting) (books)
歴史を通して情報は蓄積されエントロピーが小さくなっていきました


 また、人口が増えるに従って都市の領域が増え広がり、秩序と組織が増大しています。これは、エントロピーが小さくなっているということです。このことは、理知ある存在が介在すると、エントロピーが小さくなると言う自然と反することが起こるということを示しています。


人間という理知ある存在が介在すると秩序と組織が増して
エントロピーは小さくなります
My city pt 2 by *JRFoto* (city)
  一方、この宇宙を見てみると、情報と秩序と組織が見られます。この宇宙には、エントロピーが小さい状態が見られます。そして、宇宙は、星雲の形で、エントロピーが小さい状態が保たれています。もし、この宇宙が永遠の昔から存在しているのであれば、エントロピーが増大して、この宇宙はどうして均一に無秩序に広がっていないのかという疑問が生じるでしょう。





VLT image of spiral galaxy M96 by thebadastronomer (galaxy3)
宇宙には組織と秩序が見られエントロピーが小さい状態が見られます-この状態は理知ある存在によってもたらされたのではないでしょうか



 もし、そうであれば、宇宙に見られるエントロピーが小さいという状態は、この宇宙が理知ある存在によって生み出されたことを示しているのではないでしょうか。またこの宇宙が、今日に至るまで自然に逆らってエントロピーが小さい状態を保っているということは、その理知ある存在は、宇宙に作用を及ぼし続けていることを示しているのではないでしょうか。



 聖書は、「初めに神は天と地を創造された」と述べており、神が宇宙に見られるエントロピーが小さいという状態を最初に造られたことを示しています。(創世記1:1)そして、万物の創造者が存在しておられるので、その方は、エントロピーが増大して、宇宙が均質に低温になり、無秩序になることを防いでくださっています。


 また、生物の体の仕組みの中にはエントロピーが小さくなっていくという状態が見られます。例えば、母親の胎内の中で、胎児は、エントロピーが小さくなっていくという自然に反する状態が見られます。


 これは、神が母親の胎内で胎児の器官が形成されていくようにDNAの中に前もって行程表を組み込まれたからです。聖書には、母親の胎内にいる「胎児の時」に体の「すべての部分」を「形造る」ための指令が「書き記されて」いると述べられています。(詩編 139:16



           Embryo week 9-10 by lunar caustic (fetus1)
 
      母親の胎内で自然に反してエントロピーが小さくなっています

 
 このことの背後には理知ある存在が介在しているのではないでしょうか
       Naked Feet! Oh Joy! by shanntastic(baby2)
   自然に反して母親の胎内でエントロピーが小さくなり 一人の赤子が
                  誕生します

  それで、高度な理知を持たれる神は、生物の生殖の過程の中で、エントロピーが小さくなるように取り計らわれました。私たちは、生殖の過程において物理の法則に反することが起きていることから、高度な理知を持たれる方が介在しておられることが分かるでしょう。



 
私たちは、物理学の常識となっている法則からも、宇宙の創造者が存在しておられることが分かります。私たちは、宇宙を創造し、その中に人間を創造してくださったことに感謝しましょう。
 また、その方は、人間に理知を与えて、知識を蓄えることができるようにしてくださいました。


エホバ神は、創造の業を行われてエントロピーが小さい状態を作り出してくださいました。このことに、宇宙と地球の創造者エホバ神に感謝しましょう。



自然界のエントロピーの小さい状態はそれを産み出した理知ある神が存在しておられることを証明しています








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