裁き人2章によると、偶像崇拝が神の民に対して神の怒りを引き起こし、神の民が敵により、敗北させられる結果になることが述べられています。ですから、絶対に偶像崇拝を排除しなければ、私たちは神から保護していただくことはできません。
今日でも、私たちは偶像崇拝をしているならば、神からの保護が得られず、命を失う結果になることさえあるでしょう。大いなるバビロンや他の迫害者によって命を落とす可能性は高くなるでしょう。私たちは、神からの保護が必要です。神からの保護を得るには、神の怒りを引き起こす偶像崇拝を退ける必要があります。
裁き人2章には、こう述べられています。「彼らはエホバを捨て、バアルやアシュトレテの像に仕えるようになった。そのためエホバの怒りはイスラエルに対して燃え・・・神が彼らを周囲の敵の手に売られたため、彼らはもはやその敵の前に立つことができなかった。」(裁き人2:13,14)
エジプトからエホバ神によって救い出されたイスラエル人は、救い出されたことに対する感謝も忘れて、エホバ神を捨て他の神々を崇拝するようになりました。それで、エホバ神は、イスラエルに対して怒りを燃やされました。その結果、イスラエル人は、敵に敗北するようになりました。
イスラエルの歴史を振り返ると、エホバは親切にイスラエル人に敵からの勝利を何度も与えられました。イスラエル人が、指導者だったモーセやヨシュアや、神の業について知っている年長者たちに従ってエホバを崇拝していた間は、イスラエル人は敵に対して勝利を得ました。(裁き人2:7)
例えば、イスラエル人は神の奇跡により、紅海を渡り、イスラエル人を追いかけてきたエジプト人は、海の水に飲みこまれて全滅してしまいました。また、ヨシュアに率いられたイスラエル人の軍隊は、カナンの土地の多くの都市との戦いに勝利を得ました。(ヨシュア2:10)
(readsea)紅海での救出-神はご自分に頼る人々に奇跡的な救出と保護を与える力を持っておられます
そのようにイスラエル人が偶像崇拝を退けている間は、イスラエル人は、エホバの奇跡的な助けによって勝利を得ました。その結果、ヨシュアはエホバのされた良い約束はすべて実現したと述べました。(ヨシュア23:14)
しかし、イスラエル人はカナンの土地の敵すべてを制圧できず、敵から悩まされました。それは、イスラエル人がバアルやアシュトレテなどのカナン人の神々を崇拝したからであると述べられています。
イスラエル人は、エジプトの奴隷状態から救い出されて、数々の神の奇跡を経験して、約束の地に住むことができたのですから、エホバ神のご自分の民を救い出す力に信仰を置いて当然でした。またエホバにその救出を感謝して偶像崇拝を退け、エホバ神だけを崇拝して当然でした。
ところが、エホバのみ業を知らない世代になって彼らは偶像崇拝をするようになりました。そして、このことには、続きがあります。
裁き人2章によると、イスラエル人が窮境に陥ると神は哀れに思って、神はご親切にも、イスラエル人を敵から救い出すために裁き人を起こされました。それでイスラエル人は敵の手から救い出されました。
しかし、イスラエル人を救った裁き人が死ぬとイスラエル人は、父祖たちに勝ってさらに一層偶像の神々に身をかがめるようになりました。(裁き人2:19)それで、時代が経ってイスラエル人は、全体的に腐敗しエホバを捨てて偶像崇拝をするようになりました。
そのため、何百年もの間、エホバ神はイスラエル人に対して辛抱された後、エホバ神はイスラエル人をご自分と特別な関係のある民という立場から捨てられました。
それで、最終的には、異教の国民がイスラエルを攻撃し、エルサレムとその神殿は破壊されてしまいました。それで、偶像崇拝は、エホバ神の不興を招き、その国家が敵から敗北し、多くの神の民が命を落とすという結果になります。
それで、私たちは、神道の祭壇や仏教の仏像やその他の宗教の偶像を崇拝するのではなく、聖書の神エホバ神を崇拝しましょう。エホバ神は一切の偶像崇拝に反対されています。(出エジプト20:4,5)偶像崇拝をする人はエホバ神の助けと保護を得ることはできません。
Yasukuni shrine / 靖国神社拝殿 by Dakiny (shintoshrine)
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by ume-y(buddhistimage1)
偶像に頼るならばエホバ神の怒りを引き起こし神からの保護と助けを得られません
確かに聖書は、神に信仰を抱く人々の一部が、大いなるバビロンや他の迫害者たちによって命を落とす場合があることは認めています。(啓示17:6。マタイ24:9)
しかし、エホバ神は、ご自分に保護を呼び求める忠実な者たちに対して保護を差し伸べる力を持っておられるはずです。(詩編31:23)エホバ神を恐れる人にとって最終的な結果は良くなると聖書は述べています。(伝道の書8:12)
もし、そうした迫害者を恐れてエホバ神からの崇拝から離れて偶像崇拝をしたとしても、偶像はその崇拝者に保護を差し伸べることはできません。(エレミヤ10:14。イザヤ44:9)
結局大いなるバビロンは、神の民だけでなく、「地上でほふられたすべての者の血」に責任があります。(啓示18:24)ですから、エホバ神を崇拝しないからといって、大いなるバビロンの攻撃から逃れることはできません。
エホバを捨てて偶像崇拝をするならば、大いなるバビロンや他の迫害者によって命を落とす人は増えるでしょう。
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(buddhistaltar1)
偶像に頼っても大いなるバビロンや迫害者からの保護は得られません
偶像はその崇拝者のために何もすることはできません
そして、神を恐れる人に関しては、例え、大いなるバビロンや迫害者によって命を落とすことがあったとしても、その人には復活があります。(使徒24:15。コリント第一15:42-44)しかし、偶像はその人に復活と命を差し伸べることはできません。
しかし、エホバ神は、ご自分の名前を呼び求める人々に対して答えて保護を差し伸べる力を持っておられます。ですから、一部のエホバの崇拝者が命を落とすことはあっても、全体的には、数えきれない大群衆が大患難を生き残る結果になるでしょう。(啓示7:9,10,14)
聖書を読んで偶像崇拝を退け神の言葉を当てはめましょう
日々、聖書の知識を取り入れ、エホバ神に祈り、聖書の中にある神の律法と原則に従って歩み、賢く行動しましょう。迫害者を恐れることなく、エホバを恐れ崇拝しましょう。
ですから、たとえ圧力をかけられても、神社や仏閣での崇拝や、家の中での仏壇に対する崇拝や、その他の神に対する偶像崇拝を、一切避けるようにしましょう。




